
フリーランスのライターになるのは簡単ですが、活躍し続けるフリーランスのライターになるためには、ある程度の時間と努力が必要です。大勢のライバルの中から選ばれる存在になるためのスキルを身につける必要があるからです。
これからライターを目指す方は、今回紹介する良いライターになるためのコツを参考にして、クライアントから求められ続けるライターになりましょう。
- 活躍できるライターになるために必要なスキル
- ユーザー目線での記事作りの大切さ
- 案件の継続的な獲得・単価アップに繋げるために意識すること

違う記事でスキルがなくても始められるジャンルとしてライティングを挙げました。ただ、”ライター1本で稼いでいく”となると話は別です。本格的にライターとしてフリーランスを目指す方は、ここでご紹介するスキルや考え方は役立つかと思うのでチェックしていきましょう!
スキルがなくてもフリーランスとしてやっていけるの?そんな疑問にお応えします。スキルなしのフリーランスが陥りがちな出来事や、独立する前に知っておきたいことをまとめて紹介します。
活躍するライターになるために最低限必要な5つのスキル
活躍するフリーランスのライターになるためには、最低でも以下のスキルを身につける必要があります。
- クライアントからの指示を守るスキル
- 執筆を早く作成するスキル
- スピーディーに情報収集をするスキル
- 誤字脱字のない記事を作成するスキル
- SEO対策スキル
ライターはクライアントからの指示に沿って仕事をするのが基本です。指示を無視して記事を作成すると修正依頼が来るだけでなく、次回からの執筆依頼も望めなくなります。そのためクライアントからの指示を守ることが必須です。
また、情報収集能力やSEOの知識の他、誤字脱字のない記事を作成するスキルも必要です。クライアントの指示に沿った誤字脱字のない記事を早く作成できれば、クライアントから重宝されるでしょう。
上記の5つのスキルを常に意識したり磨いたりしながら記事を書き続ければ、読者からもクライアントからも必要とされるライターになれます。
クライアントの指示を守ることは何よりも重要
フリーランスのライターとして仕事をする上で最も重要なのが、クライアントの指示を守るということです。初心者のうちは指示を忠実に守っていても、ライターとして経験を積むと「自分の思い通りの記事を作成したい」という気持ちになることもあるでしょう。しかし自分が良いと思う構成や口調で記事を書くのではなく、クライアントの希望に沿った記事を作成するのが基本です。
クライアントからはタイトルの書き方や段落のつけ方などの細かい指示を出されることもあります。記事を作成することに慣れても、一つひとつの指示をしっかり確認しながら記事を完成させましょう。
また、クライアントからの連絡には、なるべく早く返信するということも重要です。社会人として当たり前のことですが、メールやSNS上でのみやりとりをしている場合は連絡がおろそかになる可能性もあります。返信が遅過ぎると指示が伝わっているのか伝わっていないのかがわかりません。そのためなるべく迅速かつ丁寧に対応するようにしましょう。

自身が書きたいものを書くのはご自身のブログで、ライティングの案件は先方の要望に沿った品質の高い記事をいかに上げることができるかが大切です。ここを間違えると最初のテストライティングで打ち止めになります。
記事作成のスピードを上げれば多くの仕事にチャレンジできる
クライアントの多くは良い記事を早く納品してくれるライターを求めています。また記事作成のスピードは収入に直結するため、自分のためにも記事を早く仕上げるスキルが求められます。目指すのは以下のスピードです。

あくまで目安なので、参考までに。
1時間で2000文字
仮に1文字0.5円だとしても、1時間で2000文字を作成できれば1時間で1,000円の報酬を得られることになります。執筆のスキルが上がると1文字1円以上で依頼がくることが多いため、1時間で2,000円の報酬を得られます。
そのためフリーランスのライターで成功したいのならばタイピングの練習をして、1時間で2000文字の記事を作成できるようにしましょう。

時間と質の両立は難しいけどね…やるしかない!
記事を早く作成するためには情報収集能力も重要
記事作成のスピードを上げるためにはタイピングスキルを高めるだけでなく、情報収集のスキルも高める必要があります。Webライターはオンラインで情報を収集することがほとんどなため、オンラインでの情報収集スキルを磨けば効率良く記事を完成させられるでしょう。
インターネットで情報を集める際は、次のポイントを意識すれば効率的に情報を集められます。
- シークレットモードにする
- 検索結果を見るのは上位10記事まで
検索結果は過去の履歴によって変わるため、一般的な情報を知るためにはシークレットモードにすることが重要です。
また一般的に検索結果の上位には良質な記事が表示されます。情報量を増やしたいからとたくさんの記事を読むと時間がかかるため、上位の記事にのみ目を通すと良いでしょう。

指定KWで検索してみた際に、記事以外のECサイトやニュースサイト等が出てくる場合がありますが、基本的には記事コンテンツを見て構成を作っていきましょう。
誤字脱字は記事の信憑性にかかわる
誤字脱字のない記事を書くのもフリーランスのライターにとって重要なことです。誤字脱字があると記事の信憑性が低くなるため、誤字脱字のある記事を書くライターはクライアントから敬遠されます。とは言え一つひとつ目視で誤字脱字を確認すると時間がかかります。そのため次のようなツールを活用すると良いでしょう。
- ワードプレス
- 無料の文章校正ツール
- 有料の文章校正ツール
誤字脱字のチェックや簡単な文章校正をするのならば、ワードプレスや無料の文章校正ツールでも十分です。有料の文章校正ツールはよりいっそう機能が充実しているため、案件が軌道に乗ってきた際にゆくゆく検討してみてもよいかもしれません。

まずは基本的なライティング力を上げていきましょう
記事を読んでもらうためにはSEOの知識が必須
大勢の人に記事を読んでもらうためにはSEO対策をする必要があります。SEO対策をすればキーワード検索をされたときに、自分の記事が上位に表示される可能性が高まります。
SEO対策をするためにまず必要なのは、自分が作成する記事のキーワードを明確にすることです。以下のような方法を取り入れれば、効率的に適切なキーワードを選べます。
- 関連キーワードを確認する
- キーワード選びに役立つツールを利用する
大手の検索エンジンでは、検索結果の下部に関連キーワード(サジェスト)が表示されます。検索数の多いキーワードが表示されるため、多くの人の興味を惹くキーワードを選べるでしょう。
キーワード検索に慣れてきたら、複数の検索エンジンの検索結果を一度に表示してくれるツールを利用するのが望ましいです。

関連キーワードの一括取得なら、ぼくが使っているラッコキーワードがおすすめです!無料で利用できるので、ライティングの土台作りにもってこいです。
良いライターになるための3つのコツ
良いライターになるためには先に紹介したスキルの他に、次の点を意識することが大切です。
- 正確な記事を書く
- 常にアンテナを張っておく
- ユーザーを思い浮かべながら記事を書く
どれだけ記事を早く作成できても、記事の内容に嘘があると「この人の記事は役に立たない」と思われます。そのため次第に記事の作成依頼が来なくなるでしょう。フリーランスのライターには早くて正確な記事を書くスキルが求められます。ライターになりたての頃は早く記事を完成させることよりも、正確な記事を書くことを重視しましょう。
また、常に新しい情報を得ることも大切です。依頼されたテーマの情報を事前に知っていれば、情報収集にかける時間を削減できます。
記事を作成する際はユーザーを意識して記事作成をすれば、読む人の心を掴む記事を完成させられるでしょう。

記事系コンテンツはいわゆる”KNOWクエリ”という、検索した人が検索語についてより深く知りたい、わからないことがあるから調べたいといったニーズがあるKWに分類されます。そのため、読み手に取ってじゅうぶんな情報提供ができていて、ニーズを満たすことができているかという点は非常に重要なポイントです。ライティングの際は必ず意識していきましょう!
正確な情報を届けるために必要なこと
正確な情報が詰まっているコンテンツは読む人を惹きつけます。「次もこのコンテンツを読もう」と思ってもらえるでしょう。また質の高い記事は検索エンジンの上位にも表示されやすくなります。そのため正確な情報を書くことが重要なのです。
正確な情報をまとめるためには、以下の点を意識して情報収集をすることが大事です。
- 信憑性の高い記事を参考にする
- 書籍を読む
- 取材をする
政府の統計データや研究機関の論文などは信憑性が高いです。書籍も編集者が情報の正確性をチェックしていて信頼性が高いため、情報収集源として役立ちます。
自分で取材をすれば間違いなく正確な情報を得られるため、作成する記事のテーマによっては自分で取材をするのも良いでしょう。
常にアンテナを張っておくことが大切
ある程度ライターの経験を積むと「順調に仕事ができているから今のままでいい」と考えることもあるでしょう。しかし学ぼうとする気持ちがなくなるとステップアップできません。良いフリーランスのライターになるためには、優れた記事を読むなどして常に記事の作成方法について学ぶことが大切です。
専門性の高いジャンルの勉強をするのも良いでしょう。専門性の高い記事は高単価なことが多いため、収入アップにつながります。

FPや宅地建物取引主任者といった資格はニーズが高いですよね。もしくは自身の得意を売りにする手もあります。収納アドバイザーなどなど
また現状に満足すると自分のスキルが低下する可能性もあります。いつもやっていることだからと安心してしまい、記事の確認をおろそかにしてしまいがちになるからです。フリーランスのライターとして経験を積んでもクライアントの指示を守るという基本は忘れずに、緊張感を持って仕事をすることが大事です。
ユーザー目線で執筆すれば心に響く記事を完成させられる
記事を作成する際はまず誰に届ける記事なのかという点を明確にするのが基本です。ユーザーを明確にしないと記事の内容が定まらないからです。良いフリーランスのライターになりたいのならば、ユーザー情報をできるだけ細かく設定しましょう。
例えば次のような点を明確にするのが望ましいです。
- 年齢
- 性別
- 職業
- 悩みや知りたいこと
- 解決方法
上記の情報をもとに記事を読んでもらう人を具体的にイメージすれば、ブレないまとまりのある記事を完成させられます。
ユーザーを絞ったら「ユーザーの役に立つ記事を書くぞ!」という気持ちで記事を作成するのが望ましいです。熱い思いを持って記事を作成すれば熱量のある記事に仕上がるため、ユーザーの心にも響きやすくなります。

いわゆる”ペルソナ”というやつですね。とっつきにくいかもしれませんが、どんな人が読むかをイメージするだけでかなり書きやすさが変わってきます。
まとめ
活躍できるフリーランスのライターになるためには、基本的な記事作成のスキルと良い記事を書くためのスキルを磨き続けることが大切です。またコミュニケーション能力を身につけることも重要。クライアントはライティングスキルだけでなく、ライターの人間性も見て仕事を依頼するか否かを判断するからです。
はじめは単価が安くても記事作成の基本が身についていて、読み手を意識した熱量のある良い記事を書けるようになれば、どんどん単価を上げることも可能です。そのため地道にライターとしての経験を積みながら、良いライターになるためのスキルを磨き続けましょう。

ライター案件をどうやって探せばいいのか悩んでいるかたはこちらの記事を参考にしてみてくださいね!
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